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ダース・ベイダー「魔法少女だと?」
- 1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/27(月) 00:45:54.32 ID:gYZSo6Qg0
- サルでスレ落ちしたんでもっかい立てます。
よろしければサルよけに支援お願いします。
遠い昔、遥か彼方の
銀河系で…
- 147 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/27(月) 02:37:12.22 ID:dMw6OTJP0
- \
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ、 _ノ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
`'ー '´
○
O
, ィ ´ ̄ `丶
/ __ _ヽ
l_ -  ̄ r= 、l!_
/ / ー ') )
/__ ___ >_//´!
/′ノ \  ̄`7\l!
У´ \ /-‐t- r┐
/ \./__ノ i`i ノ ノう
/ 「 `:. l ゝ‐'' ./' ノ
/ l! ', __,,,,r ト /
/ l!\__,,, x ´ ヽ /
/ l! / \ Y
./ l! \ /
/ ', _ ,, X´
,' ヽ_ ,, -''
l \j!l
- 148 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/27(月) 02:38:03.45 ID:gYZSo6Qg0
- −翌日、見滝原市内−
ビュオオオォォォォ……ゴロゴロ……!
マミ「まだ魔力反応さえ捉えていないのに、見滝原全域に避難勧告が出るなんてね……実物を見るのが恐ろしいわ」
杏子「へっ、人がいなくて大暴れしやすいじゃねぇか」
ほむら「……!」
ベイダー「――……」シュコォー
杏子「……祭りの前に、疫病神さまのお出ましだぜ」バシュン!
マミ「ベイダー……!」バシュン!
ベイダー「何故お前たちは運命に抗う? ここでワルプルギスの夜を倒そうと、いずれは魔女へと朽ちゆく定めだとわかっているであろう。救いはただ一つ、鹿目まどかの契約だけだ」
ほむら「まどかが契約しなくても……私たちが運命を変えてみせる……!」バシュン!
ベイダー「愚かな……救済をみずから切り捨て、絶望に臨むか」
マミ「魔法少女は希望から生まれた存在。そう簡単に絶望するもんですか」
ベイダー「フン……ならばその希望、私が断ち切ってくれる。貴様らも美樹さやかの後を追うがよい!」カチャ ビシュウゥ!
- 149 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/27(月) 02:38:14.16 ID:dMw6OTJP0
- `、.、
`、.、
`、.、
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`、.、 ,-─- 、
`、.、 j i t
` 、、 / ,、 _, t
.` 、、 /,-'ー'V-'ヽ.t
. ` 、t ヘ/i.i.i∨_;
∠二=j `i、-└--、_
/./ y rヾ、ヽ | || ヽ丶
i /-ー'/ .j`─--─ 'ヽ__ヽ ヽ
j | /ヽ、/ |..| ̄=┐| |、 ヽ
ノ i / | |I V j.i | ヾ ヽ ヽ
ノ ゝ_/i t└--」 i.| ヾ ヽ,、
、 / t/ ̄/- 、j i| ヽ ノヘ
゛ `ー─---__ , ノ i二  ̄ ー、〔 I`i ヽ ,ヽ、
i ` ー‐' ノ / ヽ ` ヽ-' `|.( )
.i / / ヽ__/ ji ソ/─----- ── - 、
t / /' i i `ゝ- '  ̄ ヽ >
`- 、 /// ) .I i ヽ/
ゝー──── 、 ノ /./ / j i /
ヽ 、 / / / / j |.i /
ヽ、 r / 、_ ノ i | i /
> / ノ ` ー / | i ノ
,/´ / /ヽ / /ヽ、 /´iゝ く
/ / y. 7 j ノ )
- 150 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/27(月) 02:39:04.46 ID:gYZSo6Qg0
- 杏子「らぁっ!!」ガキィ
ベイダー「ぬん!」
マミ「佐倉さん、離れて!」ドンッドンッ!
ベイダー「フン、ハッ!」バチッ チュイン!
ほむら「(やはり、あいつに銃撃は届かない……! なら、時間を止めて一気に……!)」
ベイダー「!!」ヴォン!
ほむら「! ッぐ……!」ギィン!
ベイダー「貴様の能力……幾度も目にして読めたぞ。信じがたいが、時間を止める力だな……?」
ほむら「……!」
ベイダー「だが、発動に際しわずかな隙が生じる。そこさえ叩けば恐るるに足りる力ではない」
杏子「ほむら!」ビュン
- 151 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/27(月) 02:39:10.29 ID:dMw6OTJP0
- / ̄`ヽ
i ', , -ミ 、
!, -=メ.⌒ヾ`、 l´!/)
l ゝ-'ハ¨´ ヽ \ ! j つ
l! ハノ笊ヽノ≠=- 、 .ノ) ヽ ソ
l__l-‐/ノ// _ヽーヽ-彡'ヽ
/ / l/ l!,,/-''// ゝ _,イ
/ / .// / / ,, -''<
/_,, -''´_ i l _,ィ‐‐/ ヽ
ゝl r '´ l //.イr'!. / l
l l l // イ l { { j!
l l!-''´ ____.l ', \ / !
j ヽ! ]´ ___l ゝ / l
/ l!´ 下 \ ヽ / l!ヽ
_ / イ l! /\ .\ l! ./ l! ネ、
/ミー-' >' / /l { \ ヽl! / ノノ !`ヽ
\彡_}_ィ' // ゝ-'l ヾ У / ノ ! \
- 152 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/27(月) 02:39:43.67 ID:gYZSo6Qg0
- ベイダー「フン!」
杏子「んの……! これでどうだ!」ジャラララッ
ベイダー「この私に同じ手が通用すると思うな!」バジュッ
杏子「(見切られたッ……!?)ぐぁ!!?」ドサッ
マミ「佐倉さん!」ジャキン
ベイダー「ハァッ!!」ヴォンヴォン!!
マミ「あぅッ!?」
ほむら「マミ! 杏子!」
ベイダー「所詮、貴様らの力などこの程度だ。我が暗黒面のフォースに敵うはずもない」
ほむら「(なんて強さ……! 本当に何者なの、この男……!?)」
- 153 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/27(月) 02:39:50.52 ID:dMw6OTJP0
- ,....-r::r‐:::-...
〃.:::::l:::|:::::::::::::::ヽ
ii::::::::::l:::L.:::::::::.、:::.
jj, -‐'::ー', =ミ::.\',
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`¨¨フ777.:://.::,=ミ/.:::::/.::::::::::::i{::::::::::::::::::_:::}
_ . イ:::::/:/:/.:://.::::{::::::.\/.::::::::::::::::/ヽ.二ニ≠::::::/
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- 154 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/27(月) 02:41:04.27 ID:gYZSo6Qg0
- −同時刻、見滝原体育館避難所−
ザアァァァ……
まどか「……」
QB「――彼女たちが心配なのかい?」ヒョコッ
まどか「……ほむらちゃんたちは、今ベイダーと戦ってるの?」
QB「そのようだね。でもこの分じゃ、ワルプルギスの夜がくるまでにベイダー卿が彼女たちを殺してしまうんじゃないかな」
まどか「そんな……! だって、魔法少女が三人もいるんだよ?」
QB「ベイダー卿の力は計り知れないからね。彼のもつフォースという力はそれほど圧倒的なんだよ。それこそ、契約した君でないと太刀打ちできないレベルかも……」
まどか「……ほむらちゃん……!」ダッ
QB「……本当に動かしやすいね、感情的な人間は」
- 155 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/27(月) 02:41:41.94 ID:dMw6OTJP0
- _
//  ̄`ヽ
/_ ,' ',
j___Y´二 =‐-、l
i!〔 _〕〔__,,]ヽ ∧ r‐‐、‐-y---、
l 〈 仝、-/ ∨.∧ ___ k‐ ' ‐-ゝ-=≡
└/,皿、〉彡-=ゝ-‐´ /´ ̄ヽ ___r‐≡二'' ‐ 、 ) l
ィ’--イ/ / /´ ̄`'' ‐- 、,, -/´ ` ,-- ,,_ `ミヽ ノ
r''´ / / / /__./ , ´ l! ゝミ `ヽ ノ
/ / /ィ´ ̄ l 、 ヽ >- ,,__ノ
l!-‐─''´ / ∨ `¨''y、,, \ /
j!r──l/ ∨_,//  ̄¨''‐-----'\/
l l. l! / l |
l ! l! / .l !
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- 156 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/27(月) 02:42:20.07 ID:e59hUKtP0
- 明日どうしよう
- 157 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/27(月) 02:47:18.23 ID:dMw6OTJP0
- .,,,--'r''''''r‐―-、,,、
,/` l゙ | `'-、
: ,i´ | l゙ ゙l
.l゙ | .| ゙l
|: : : | | : _,,,,,,,,,,,,_ l コホ?
| ,,-,,,, ゙゙̄''イ ゙l゙,,,,,,-、,,,,`''-、|
─ |l"",,,-ニニニ--''゙,―ー-,,"\`'゙l、
ノ クル .,i´| .j|` `| : |` .i゙l: .,!'i、│
\ .│ .゙l:|゙'-,,,,,,,,,ri,l゙"'トrii,,,,,-,彡",l゙: ゙li、ヽ
ヽヽ │ ゙li"二,,,,,,,,,,|/ii;|,,---ヽ,,,‐,i´.,/ ゙l,ヽ
. ニ二三 │ 'lレ、 ,,/,|,,,,゙l゙lヽ、、 ,l゙,/.., |" ヽヽ
:| .゙レ゙l, , |i|'|| ||.|'|jヽ,゙''//.,,i´l゙ .ヾl、
l、 .`ミ||r},|,|,|,||,{,||,レ/jニ'" ヽ,,.._,,,,,-'"
`゙'―---rr゙'": :=ニ'''''''',/' `゙` ..,,i´ ―ー、_
_,,,,/: :) `'''" .,,-‐゙ `''-、
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: ,i´ | l゙ ゙l
.l゙ | .| U ゙l 人人
|: : : | | : _,,,,,,,,,,,,_ l .< ! ? >
| ,,-,,,, ゙゙̄''イ ゙l゙,,,,,,-、,,,,`''-、| .YYY
|l"",,,-ニニニ--''゙,―ー-,,"\`'゙l、
.,i´| .j|` `| : |` .i゙l: .,!'i、│ コフッ
│ .゙l:|゙'-,,,,,,,,,ri,l゙"'トrii,,,,,-,彡",l゙: ゙li、ヽ
│ ゙li"二,,,,,,,,,,|/ii;|,,---ヽ,,,‐,i´.,/ ゙l,ヽ
│ 'lレ、u ,,/,|,,,,゙l゙lヽ、、 ,l゙,/.., |" ヽヽ
:| .゙レ゙l, , |i|'|| ||.|'|jヽ,゙''//.,,i´l゙ .ヾl、
l、 .`ミ||r},|,|,|,||,{,||,レ/jニ'" ヽ,,.._,,,,,-'"
`゙'―---rr゙'": :=ニ'''''''',/' `゙` ..,,i´ ―ー、_
- 158 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/27(月) 02:47:23.03 ID:e59hUKtP0
- 力尽きたか
- 159 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/27(月) 02:52:50.39 ID:MkNbLhXx0
- またここで落ちてしまうん?
- 160 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/27(月) 03:00:05.09 ID:rjJsHXohP
- 力尽きたっつーかさるっただろこれ
さるったついでに寝ちまうかもしれないけど
- 161 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/27(月) 03:07:09.22 ID:+FMzFrHZ0
- 私待つわ
- 162 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/27(月) 03:07:12.52 ID:IG0qxU6n0
- ほ
- 163 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/27(月) 03:10:06.98 ID:aLFHzZdp0
- 久しぶりにSWを見たくなった
- 164 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/27(月) 03:17:56.08 ID:rjJsHXohP
- 最後に保守
もうねるわ
- 165 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/27(月) 03:35:28.14 ID:kPKYqykV0
- ほ
- 166 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/27(月) 04:00:42.06 ID:gYZSo6Qg0
- ………………
ほむら「あっぐ……かはッ……!」
ベイダー「終わりだ……このまま死ぬがいい」ググググ…!
ほむら「(死ねない……! ワルプルギスを倒す前に、こんなやつにやられるわけにはッ……!!)」
コロッ……
ほむら「(! これは……!)」カシュッ
ベイダー「……!? 何を――グリーフシード!?」
ほむら「(一か八か、あなたも恨みを晴らしなさい……! さやか!!)」
コトン……バキバキ ゴオォォォォッ!!
マミ「あ、あれは……!?」
ベイダー「何だ!?」バッ
杏子「ま、魔女の結界ができていく……!」
- 167 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/27(月) 04:02:12.08 ID:gYZSo6Qg0
- オクタヴィア『――――!!』
ほむら「はぁはぁ……魔法少女の呪いも、あなた相手なら役に立ちそうね……!」
マミ「暁美さん!」
杏子「おい、コイツは……!」
ほむら「さやかが落としたグリーフシードよ……穢れを吸った状態で盾に収納してあったのが、今の戦いで穢れきって孵化してしまったようね」
オクタヴィア『――――!!』ドガァァァ!
ベイダー「ぬ……!」
ほむら「行くわよ。魔女は私たちの味方ではないけど、ベイダーを敵として認識している……!」
杏子「ちっ、こんな姿で役に立ちやがって……!」
マミ「……ちょっと複雑な気持ちだけど、このまま畳み掛けるわよ!」
- 168 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/27(月) 04:04:02.27 ID:gYZSo6Qg0
- ――D
ピキッ――バリイィン!
ほむら「!?」
杏子「な、なんだ!?」
マミ「美樹さんの……魔女の結界が崩れていく……!?」
オクタヴィア『――――!?』
――C
ベイダー「……これは……!」
――B
杏子「何がどうなってやがる……!?」ビリビリ
――A
マミ「!! 暁美さん!」
――@
ほむら「(しまった……! もう奴が来る!!)」
- 169 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/27(月) 04:06:02.44 ID:gYZSo6Qg0
- アッハッハッハッハ……ウフフフフフウフフフフフ
杏子「あ……あれが……」
マミ「ワルプルギスの夜……!?」
オクタヴィア『――――!!』ゴオォォォ!
ほむら「(! 標的を奴に変えた……この子、怒っているの!?)」
ワルプルギスの夜『フフフフフフ アーッハハハハハハハ』
オクタヴィア『――――!!』ドゴォォン…!
杏子「さ、さやか!!」
マミ「美樹さんの攻撃が全く効いてない……!」
QB「――これは珍しい現象だね。魔女同士のつぶし合いは滅多に見られるものじゃないよ」
ほむら「!!」
- 170 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/27(月) 04:08:00.42 ID:24mJ7TBH0
- ほ
- 171 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/27(月) 04:08:03.02 ID:gYZSo6Qg0
- QB「どうやら美樹さやかの魔女が作った結界は、ワルプルギスの夜の強力すぎる魔力によって完全になる前に壊されてしまったようだ。あの魔女はそれに腹を立ててワルプルギスを攻撃しているんだよ」
オクタヴィア『――――!!』ガキィン! ガギィン!
QB「……とはいえ、格の違いがありすぎるようだね。あれじゃ蟻が象に喧嘩を売っているようなものだ」
ほむら「くっ……!」
杏子「ちっ……好き放題ぶっこわしてんじゃねーぞ!」
ほむら「二人とも! あれは普通の相手じゃない! 最初から全力をぶつけて!」
マミ「言われなくても……そうでもしないと倒せないじゃない!!」
ワルプルギスの夜『アハハハハ アーハハハハハ』
- 172 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/27(月) 04:09:03.37 ID:gYZSo6Qg0
- ………………
まどか「はぁっ……はぁっ……!」
QB「やぁまどか。どうやら一足遅かったようだね」
まどか「みんなは……ほむらちゃんはっ!?」
QB「残念ながら、ワルプルギスの夜の攻撃で散り散りの状態だよ。まともに戦ってるのはあの美樹さやかだった魔女だけだが……それももう限界だ」
まどか「そ、そんな……!」
QB「なんなら見てみるかい? 暁美ほむらが必死に運命に抗った、その哀れな結末を」
まどか「……!」ダッ
- 173 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/27(月) 04:11:07.44 ID:gYZSo6Qg0
- ほむら「(ぐっ……残弾はなし……盾の砂も残りわずかだわ……みんなは)」
マミ『はぁ……あぐ……! もう、ダメね……魔力が……』
杏子『ち、くしょう……こっちの攻撃がまるで効いてやがらねぇ……!』
ほむら「(二人とも、戦える状態じゃない……! でも、あきらめるわけには――)」
まどか「ほむらちゃん!?」
ほむら「まどか!? どうしてここに……!」
まどか「だって、こんなの見てたらいてもたってもいられなくて……!」
ほむら「っここは、危険よ。だから……危ないッ!!」カチッ
まどか「(!? ビ、ビルが飛んで――!)」
- 174 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/27(月) 04:13:04.96 ID:gYZSo6Qg0
- ゴゴゴゴ…
ほむら「うぅ……!」
まどか「ほむらちゃん…? ほむらちゃん、しっかり!」
ほむら「だ、大丈夫よ……あ、足が取れただけだからっ……」ドロ…
まどか「もう……いやだよこんなの……! ねぇ、わたしならみんなを、ほむらちゃんを救えるんでしょう? お願いだから……もういやだよぉ……!」ボロボロ
ベイダー「――それがお前の願いだな?」シュコォー
ほむら「ベイダー……! ぁぐ……!」
ベイダー「ここまできてなお仲間を見捨てるつもりか……? お前がもっと早くに契約さえしていれば、このような運命を変えられたであろうに」
まどか「わ、私は……」
ベイだー「お前の本当の望みを解放するのだ、鹿目まどか……ワルプルギスの夜を打ち倒し、仲間たちを救いたいと……!」
ほむら「だめ! だめよまどか! あなたは契約と同時にすべての魔力を使い果たして魔女になってしまう……!」
まどか「……ほむらちゃん。私は魔女にはならない。でも……魔法少女になる」
ベイダー「……何のつもりだ?」
- 175 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/27(月) 04:15:07.07 ID:gYZSo6Qg0
- ほむら「おねがいまどか……! あなたが助かるなら私たちを見捨ててもいいから、それだけは……!」
まどか「……そんなこと、できないよ。絶対。ほむらちゃん、一番よく知ってくれてるんでしょ? ずっとずーっと、私のこと、見守っててくれたんだよね?」
ほむら「まどか……?」
まどか「だから……ごめんね。こんな私を守ってくれて。本当にありがとう」
QB「――さぁ、鹿目まどか。君はその膨大な素質のもとに、魂を犠牲にして何を願うんだい?」
まどか「私は……私の願いは。すべての世界、すべての時間から、魔女が生まれる前に消し去ること」
ほむら「!!」
ベイダー「なんだと……?」
QB「その願いは……そんなことが叶うとしたら、宇宙の因果律そのものが書き換えられてしまう! 魔女になるどころじゃない、君は一個の生命体として存在しなくなってしまう!」
まどか「たとえ私が私でなくなっても……みんなを不幸にするルールなんて、私が変えてみせる。さやかちゃんの痛みも、ほむらちゃんの想いも、全部私が受け止める!」パァァ…!
- 176 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/27(月) 04:16:44.66 ID:dMw6OTJP0
- ィ ´ l! l! ` .
/ l! l! ` :.
/ .l! l! ヽ
/ l! l! :.
/ l! l! l!
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/.:´ `ヽノ 弋 ____ l!
/ ィ==≧_ .∨ .∨イ´ `ヽ{
/ ./::::! { ヽ ∨∨ _ ィ´ ̄j`ヽ ∧
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ィ ´: : : :..`>< ト、 / :.x==x ∧. /イ: : : : : : :.j:::::\
ィ ´: : : : : : : : : : : : : :`ヾ∧ /----ll //l: : : : : : :.リ:::::::::::\
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- 177 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/27(月) 04:30:00.61 ID:6CNSj4Jm0
- C
- 178 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/27(月) 04:45:48.18 ID:Oz9WdiDu0
- ほ
- 179 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/27(月) 05:00:12.69 ID:TNCzF/Hp0
- ほ
- 180 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/27(月) 05:12:25.64 ID:gYZSo6Qg0
- ベイダー「バカな……自身の存在もろとも消滅しようというのか!?」
まどか「あなたの思い通りになんかさせない……! さぁ、キュウべぇ!」
QB「……!」ピカァ…!
ベイダー「ちっ……させるか!」ググッ ゴゴゴゴ…!
ほむら「ビルが……! まどかッ!!」
ドゴォォォォオン…!
ほむら「そ、そんな……まどか! まどかぁ!!」
ベイダー「愚かな……もっと早くに契約すればこうはならなかったものを」
ほむら「(あぁ、もうダメだわ……時間を巻き戻すしか……!)」
ベイダー「もはや貴様にも利用価値はない。死ね、暁美ほむら!」ググ…!
ほむら「あっが……っぁぁ……!(く、苦しい……! 時間遡行が……!)」
――ピカッ ビュン!!
- 181 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/27(月) 05:13:17.99 ID:gYZSo6Qg0
- ベイダー「ぐうおっ!?」ドサッ
ほむら「!? っかは(い、今の光の矢は――!)」
まどか「……」シュオォォォ…
ほむら「ま、まどか……!」
まどか「……もう、いいんだよほむらちゃん。これ以上哀しい連鎖を繰り返さなくても」
ギシ… バシュン!!
ワルプルギスの夜『アハ……?』
ほむら「まどか……! あなたまさか!」
まどか「……ほんのちょっと、お別れするだけだから。ごめんね、今まで本当にありがとうほむらちゃん」
ほむら「いや、いや……! まどかぁ!!」
- 182 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/27(月) 05:14:54.96 ID:gYZSo6Qg0
- ゴゴゴゴゴゴゴゴ――!
ベイダー「これは……いったいなんだ!?」
QB「世界が……宇宙の法則そのものが書き換えられようとしているんだ」
ほむら「まどか! お願い行かないで!!」
まどか「またきっと、会いに行けるからね。……さよなら、ほむらちゃん」
ほむら「ま、まどかぁーーーー!!!」
ゴォォォォ――!!
………………
………
…
- 183 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/27(月) 05:15:56.08 ID:gYZSo6Qg0
- −改変された世界 見滝原駅−
杏子「ふぅ……ん? おい、さやかの奴はどうした?」
マミ「……逝ってしまったわ。円環の理に導かれて……」
ほむら「……」
杏子「う、ウソだろ……くっそ、あのバカ先走りやがって……!」
ほむら「……まどか……」
マミ「……? あ、暁美さん? まどか、って……」
杏子「……誰だよ?」
- 184 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/27(月) 05:16:51.31 ID:dMw6OTJP0
- , ‐,====‐ 、
〃 , -‐‐- 、 ハ
|i i !! i iハ
|i _l」L =-‐ __ヽrヘ、
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`,ニ=‐ 、 `。≧ 三 ==-
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/ ,ィ´ 「 「.イレ,、 >三 。゚ ・ ゚
/ /i ト、 l .≦`Vヾ ヾ ≧
。゚ /。・イハ 、、 `ミ 。 ゚ 。
- 185 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/27(月) 05:17:21.50 ID:gYZSo6Qg0
- ……シュコォー……
杏子「! 誰だ!?」
ベイダー「貴様らが魔法少女……インキュベーターの生み出す希望の戦士か」
マミ「何者かしら……あなたも魔獣?」
ほむら「(あ、あいつは……)」
ベイダー「……確かに強いフォースを持っている……だが私の求めるほどの力ではない」スッ…
杏子「な……消えやがった。なんだったんだ今の?」
マミ「さ、さぁ……新手の宗教かなにかかしら?」
ほむら「……もう、こちらに用はない、といった感じだったわね」
ほむら「(ベイダー……)」
- 186 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/27(月) 05:18:14.16 ID:dMw6OTJP0
- , ィ ´ ̄ `丶
/ __ _ヽ
l_ -  ̄ r= 、l!_
/ / ー ') )
/__ ___ >_//´!
/′ノ \  ̄`7\l!
У´ \ /-‐t- r┐
/ \./__ノ i`i ノ ノう
/ 「 `:. l ゝ‐'' ./' ノ
/ l! ', __,,,,r ト /
/ l!\__,,, x ´ ヽ /
/ l! / \ Y
./ l! \ /
/ ', _ ,, X´
,' ヽ_ ,, -''
l \j!l
- 187 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/27(月) 05:18:43.26 ID:TNCzF/Hp0
- C
- 188 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/27(月) 05:19:20.82 ID:gYZSo6Qg0
- −見滝原郊外、廃墟−
QB「――やぁ、どうだった? 地球の魔法少女たちの素質は」
ベイダー「……貴様が言うほどには大した力ではない。とんだ無駄足だったな」
QB「まぁそういわずに聞いてくれよ。実は魔法少女システムについては、開発したのは僕たちではあるけど、まだまだ不明瞭な点が多いんだ」
ベイダー「……」シュコォー
QB「円環の理……魔法少女たちがそう呼んでいる、不思議な力を僕たちはまだ解明できていないんだ。彼女たちの死に際に現れてっその魂を浄化する存在らしいけど、僕たち自身その姿を認知できたことはない」
ベイダー「……何が言いたい?」
QB「僕たちがまだ観測さえままならないほどの、巨大な力が存在しているということさ。もうすぐこの街のある魔法少女を使って、実験をしてみたいと考えている。それが成功すれば、僕らは間違いなく想像を超えた概念と、それに伴った力を発見することができるだろう」
ベイダー「なるほど……この私にそれを手伝えというのか」
QB「もしその円環の理を存在だけでも捉えることができれば、ゆくゆくはそれを制御することも可能となる。それが実現すれば、銀河の征服なんて造作もないことだろうね」
ベイダー「ふふふ…………面白い。時が来ればまた私はこの惑星へ戻るとしよう」
ベイダー「円環の理の力……いずれこの私が支配してくれる!」
- 189 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/27(月) 05:20:28.52 ID:gYZSo6Qg0
- ――暗黒卿は地球を去った。
だが、彼が暁美ほむら叛逆の物語に登場するのはこの少し先のことである。
見えざる脅威は、いつか再び魔法少女たちの前に現れるだろう……
to be continued......
- 190 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/27(月) 05:21:48.37 ID:WyH+UpPQ0
- 支援
- 191 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/27(月) 05:22:15.28 ID:gYZSo6Qg0
- 以上です、夜中までありがとうございました。
サルさんほんと嫌い。
- 192 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/27(月) 05:22:27.27 ID:UU1uHKTe0
- 乙
面白かった
- 193 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/27(月) 05:22:40.79 ID:TNCzF/Hp0
- 乙
- 194 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/27(月) 05:23:10.71 ID:dMw6OTJP0
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`'''‐ミ へ ....,,,,.... -―''''''゙゙゙/゛:;:;:;:;:;:;:;: ;:;:;:;: ;:;:;:;:;_.__:;::;;:;: ;:;:;:;:;`'-、,,.
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- 195 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/27(月) 05:43:15.08 ID:6CNSj4Jm0
- 乙
- 196 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/27(月) 06:41:41.75 ID:kPKYqykV0
- 乙!
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