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さやか「ネタがなくて困る」
- 1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/14(水) 19:40:07.56 ID:Wmsjdefq0
- 杏子「なんだよいきなり」
さやか「今日さえ……今日さえ乗り切れればいいのに……」
杏子「何の話だよ?」
さやか「わからないの!?ネタがなくって困ってるんだよ!」
杏子「何のネタがないんだよ?」
さやか「話のネタ!」
杏子「え?」
さやか「え?」
- 2 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/14(水) 19:40:21.72 ID:iquwwRp50
- え?
- 3 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/14(水) 19:40:26.32 ID:0SvzTp+50
- ふむ
- 4 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/14(水) 19:44:07.24 ID:Wmsjdefq0
- 杏子「いや……話のネタ?」
さやか「むしろそれ以外に何があるのさ?」
杏子「さも当然のように言われても……」
さやか「とにかくあたしは暇なの!」
杏子「確かに暇っちゃ暇だけどさ……」
さやか「大体、なんで若い娘が二人そろって休日の部屋でゴロゴロしなきゃいけないのさ!」
杏子「あたしはそれでも一向にかまわねぇんだけど」
さやか「いい、杏子?時は金なりって名言があってだね」
杏子「こうしてゆっくり休むのも大事だぞ?ただゴロゴロしてるだけじゃねぇ。言わば、英気を養ってる状態だ」
さやか「む………。難しい言葉を知ってるんだね」
杏子「どういう意味だよ?」
- 5 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/14(水) 19:45:15.50 ID:vP4jSRYr0
- 金玉か
- 6 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/14(水) 19:46:05.29 ID:5wXyDzafO
- 時は玉なり
- 7 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/14(水) 19:48:49.77 ID:Wmsjdefq0
- さやか「英気を養う……ねぇ」
杏子「魔女の気配もねぇんだしさ、たまには二人っきりでゴロゴロだらだらしようじゃねぇか」グデー
さやか「お菓子食べた後にゴロゴロすると太るよ?」
杏子「いっつも魔女退治で体動かしてるからんな簡単に太ったりなんかしねぇよ」
さやか「よし、わかった。仮に英気を養っている状態だとしよう」
杏子「あん?」
さやか「つまりそれは、何も考えずに体を休ませるってことだよね?」
杏子「まぁ、そうだな」
さやか「それじゃダメなんだよ!」
杏子「さっきからなんでそんなに必死になってんだよ……」
さやか「このままグダグダとネタも無い状態で話が続いていいと思ってんの!?」
杏子(さやかが何を言いたいのかわかんねぇ……)
- 8 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/14(水) 19:52:50.37 ID:Wmsjdefq0
- さやか「あーあーあー!ひーまー!」ゴロゴロゴロゴロ
杏子「落ち着け、落ち着け!」
さやか「何かやりたいよー!」ゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロ
杏子「何かって言われても……」
さやか「あーもうダメ。さやかちゃんのソウルジェムも限界近い」
杏子「え」
さやか「ほれ」ヒョイ
杏子「なんでそんなに濁ってんだよ!?」
さやか「人はね、暇を持て余すと絶望するもんなんだよ……」トオイメ
杏子「だぁぁぁ!ほれ、グリーフシード!」ヒョイ パァァァ
さやか「おお、さすが杏子。どんな時でもグリーフシードを持ち歩いてるんだね」
杏子「魔法少女なら当然だっての!」
- 9 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/14(水) 19:53:35.34 ID:O74y0Jpw0
- 金…なのか?
- 10 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/14(水) 19:58:36.77 ID:Wmsjdefq0
- さやか「二人だから暇を持て余すのかもしれないね」
杏子「あたしと二人っきりじゃ嫌だってか」
さやか「そんなことないけどさ」
杏子「ならいいじゃん。二人で心行くまでのんびりしようぜ」ゴロン
さやか「んー………そういえば、最近新しい友達が出来たんだよね」
杏子「なんだよ急に」
さやか「その子もあたしの家に呼んじゃおっか?」
杏子「別にかまわねぇけど……」
ピポパ プルルルル ガチャ
さやか「あ、もしもし?あたし、美樹さやか。今暇?暇ならあたしの家に来てほしいんだけど。大丈夫?ん、そんじゃ待ってるね」ピッ
杏子「誰だ?あたしの知ってる奴?」
さやか「んー、多分知らない人だと思うよ」
- 11 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/14(水) 19:59:51.87 ID:B/z19FOx0
- >>9
玉
- 12 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/14(水) 20:04:08.00 ID:Wmsjdefq0
- ピンポーン
さやか「お、来た来た。はーい」ガチャ
織莉子「こんにちは、さやかさん」
さやか「ん、よくぞ来た織莉子!」
キリカ「わたしもいるよ、さやか」
さやか「お、キリカも来たんだ」
杏子「なんだ、さやかの友達って織莉子とキリカの事だったのか」
さやか「え、杏子の知り合い?」
杏子「ああ、まぁな。風見野にいたころに、ちょっとな」
織莉子「あら、杏子さん?あなた、さやかさんとお知り合いだったのね」
キリカ「珍しいね、あんたが誰かと一緒にいるなんて」
杏子「あたしにも色々あったってことさ」
さやか(なんかあたし以上に親密な気が……)
- 13 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/14(水) 20:04:55.84 ID:hwZcLnlsi
- おりこキャラ珍しいね
- 14 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/14(水) 20:08:21.87 ID:Hwkl/IrJP
- 支援
- 15 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/14(水) 20:11:05.86 ID:Wmsjdefq0
- 織莉子「それで、何の用なの、さやかさん?」
さやか「いやー、兎にも角にも暇でさ。なんかやりたいなーって思って」
キリカ「わたしたちを呼びだした理由になってないよそれ?」
さやか「うっ……い、いやいや!そんなことないって!そ、そうだ!織莉子たちと杏子って、前からの知り合いなんだよね?」
織莉子「ええ、そうだけど」
さやか「よければ、その辺の話聞かせてよ」
キリカ「暇つぶしに、か?」
さやか「嫌に拘るね……」
- 16 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/14(水) 20:18:31.30 ID:Wmsjdefq0
- 杏子「織莉子たちとは、あたしがまだ風見野にいた頃に出会ったのさ」
織莉子「わたしが魔法少女として初めての魔女退治の時に出会ったのよね」
キリカ「わたしと織莉子が魔女と戦ってる最中にいきなり姿を現したのさ、杏子は」
杏子「いきなりも何も、あそこは元々あたしがシマにしてた町だろ。そんなところにいきなり新しい魔法少女が現れていい気になる奴なんかいねぇだろ?」
織莉子「それで、有無を言わさず襲いかかって来たの」
さやか「杏子、あんた……」
杏子「な、なんだよっ?まるであたしが悪者みてぇに言いやがって」
キリカ「事実だろう?」
織莉子「事実、よねぇ」
さやか「事実だね」
杏子「……」
- 17 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/14(水) 20:23:27.68 ID:O74y0Jpw0
- 貴重な巨乳キャラおりこktkr
- 18 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/14(水) 20:25:10.77 ID:Wmsjdefq0
- 織莉子「それで、その魔女は結局杏子さんが倒してしまったの」
キリカ「おかげでわたしたちはとんだ無駄足になったのさ」
杏子「わ、悪かったよ……」
さやか「まぁ、今は杏子もだいぶ丸くなったしさ。許したげてよ?」
織莉子「別に根に持っているわけではないわ。ね、キリカ?」
キリカ「ああ。あの時杏子と会えたおかげで、今のわたしたちがあるようなもんだし」
さやか「他にもなんかあったの?」
織莉子「わたしの魔法、知っていたかしら?」
さやか「いや、知らないね。そいや、その辺の話はしたことなかったっけ」
キリカ「さやかにとってはあんまり気分のいい話にはならなさそうだけど、いいのか織莉子?」
織莉子「ええ、もういいのよキリカ。過ぎたこと、だもの」
- 19 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/14(水) 20:29:43.90 ID:Wmsjdefq0
- 織莉子「わたしの魔法はね。未来予知の魔法なの」
さやか「未来予知!?すごいじゃんそれ!」
織莉子「確かにすごいかもしれないけれど、実際はそこまでいいものじゃないのよ。おかげで、色んな見たくなかったことまで見てしまって」
キリカ「………」
杏子「………」
さやか「あ、あれ?何この重たい雰囲気」
織莉子「わたしが見たものはとりあえず置いておくとして。さやかさんは、並行世界、と言う言葉は知っているかしら?」
さやか「へ、並行世界……?」
織莉子「世界は常に分岐の可能性を持っている……ということよ」
さやか「……??」
- 20 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/14(水) 20:33:27.93 ID:Wmsjdefq0
- 杏子「やめとけやめとけ織莉子。こいつ、頭の方はそれほどよろしくねぇから。もっと簡単に説明してやりゃいいんだよ」
さやか「ちょっ、人の頭を残念みたいに言わないでよ!?」
杏子「例えばだな。さっきまで、さやかの家にはあたしとさやかしかいなかっただろ?」
さやか「う、うん」
杏子「んで、織莉子たちがこうしてさやかの家に来たのは、さやかが思いついて呼びだしたからだ」
さやか「……う、うん」
杏子「でも、もしさやかが思いついてなかったら、織莉子たちはこうしてさやかの家に来ることはなかっただろ?」
さやか「……」
杏子「並行世界ってのは、そういう『もしも』の話ってことだよ」
さやか「……………な、なるほど」
杏子「ホントに理解出来てるんだろうな?」
さやか「………多分」
- 21 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/14(水) 20:39:10.18 ID:Wmsjdefq0
- 織莉子「お話を続けてもいいかしら?」
杏子「おう、続けろ。さやかもちゃんと理解出来てるみてぇだから」
織莉子「未来予知の魔法でね……この町が滅ぶ景色を見たのよ」
さやか「え」
織莉子「その未来は、もうとうの昔に通りすぎたのだけれど」
さやか「………うぅ……」
キリカ「大丈夫か、さやか?」
さやか「もう何が何だか……」
織莉子「その他に、わたしとキリカが、杏子や暁美さんと敵対している光景も見た」
さやか「え、ほむら?」
織莉子「ええ」
さやか「ほむらとも知り合いなんだ……」
- 22 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/14(水) 20:48:00.26 ID:U1xQUlNN0
- さやかちゃん支援
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