阪神・福留、３カ月ぶりゲーム！１軍復帰へ順調や

風吹けば名無し

左ひざ手術から復帰を目指す阪神の福留孝介外野手（３６）が６日、ウエスタン・ソフトバンク戦に「３番・ＤＨ」で先発し、約３カ月ぶりの試合復帰を果たした。
結果は３打席で１打数無安打２四球だったが、一塁走者で全力疾走を披露。１３日の広島戦（京セラＤ）での１軍復帰にむけて順調な回復ぶりをアピールした。
復活へのカウントダウンだ。福留が９５日ぶりの試合復帰。快音こそは響かなかったが、湿気がまとわりつく灼熱の鳴尾浜で、確かな一歩を踏み出した。
「１回だけなんで、結果うんぬんより、まず自分の足の状態を考えてのプレーだった。走塁も問題なかったし、きょうは良かったんじゃないでしょうか」
五回には左飛に倒れたが、３打席で四球を２つ選ぶなど、５月３日のヤクルト戦（甲子園）以来の試合にブランクを感じさせない選球眼を披露した。
マツダスタジアムで一報を聞いた和田監督は「順調やな。これから守ったり、打席を増やしたり、少しずつ状態を上げてくるんじゃないか」と一日も早い復帰を心待ちにしていた。
坂井オーナーと中村ＧＭも視察に訪れる中、一回に四球で出塁。続く森田の打球が二塁のエラーを誘う際に全力疾走で進塁。三回にも四球で出塁すると、偽走を試みるなど心配された左足の状態はもう大丈夫。
平田２軍監督は、７日の同カードに「１番・右翼」での先発を明言。守備の定位置にもつき、１軍復帰への段階を踏む。相手先発はソフトバンク・新垣。試合感覚を取り戻す絶好の機会となる。
さらに、福留は９－１１日のウエスタン・中日戦（ナゴヤ、豊橋）にも帯同することが決定。順調に行けば、１３日の広島戦（京セラＤ）で１軍に復帰する見通しだ。
「何カ月と打席に立っていない分、急にうまくいくわけでもない。感覚だとか、ちょっとずつやっていかないといけない」
試合後、淡々と言葉を並べた背番号「８」。Ｇ追撃へ頼れるＦ砲が帰ってくる。　（渡辺　洋次）
http://www.sanspo.com/baseball/news/20130807/tig13080705030010-n1.html