え～っ！虎・新井良、掟破り！阿部に弟子入り

風吹けば名無し

阪神・新井良太内野手（２９）が２２日、東京都内で行われたジョージア魂賞の年間大賞表彰式に出席。同大賞を受賞した巨人・坂本勇人内野手（２３）を介して、阿部慎之助捕手（３３）の打撃理論を入手することに成功した。
大型補強のあおりで生き残りに必死。虎の４番が巨人の４番に掟破りの情報収集だ。
西岡、コンラドと新戦力が加わる。たとえ今季４番を打っても、その立場が約束されているわけではない。さらなる成長のために、いても立ってもいられなかった。
ジョージア魂賞の年間大賞表彰式に出席した新井良が、同席していた坂本を質問攻め。日本一の立役者、阿部の打撃理論を聞き出すためだった。
「坂本に打撃のこととか聞いたよ。阿部さんと一緒に（自主トレを）やっているから『阿部さんはどういうことを教えているの』とか。『阿部さんはどういう教え方しているの』って」
新井良はシーズン中には阿部モデルのバットを使用するなど、阿部フリーク。千載一遇のチャンスとばかりに、坂本から首位打者（打率・３４０）、打点（１０４）で２冠を獲得した阿部の打撃の奥義を聞き出した。
「具体的には言えないけど１つ試してみようかなというのはあった。フォームというか、ちょっとね」と収穫を口にした。阿部は巨人の４番。人を介してとはいえ、伝統の一戦で争う宿敵の打撃について、教えを請うのは異例中の異例だ。
来季は３拍子そろった西岡と、１年契約で基本合意している新助っ人のコンラドが内野に加わる。ハッスルプレーが売りというコンラドにいたっては、新井良と“キャラ”もかぶっている。
「やばいな…。声出し枠獲られる。まずは自分のパフォーマンスを上げて、声を出す」と危機感タップリ。
再び代打要員に転落する可能性もある。だから、必死。巨人の４番の打撃について、坂本を質問責めにした。挑戦者の姿勢を忘れない良太はサバイバルの幕開けを待つ。
http://www.sanspo.com/baseball/news/20121123/tig12112305040006-n1.html