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ンゴりまくった結果wwwwwwwwwwwwwww

1 :風吹けば名無し:2012/09/04(火) 23:37:00.09 ID:QKM3LNnv
友達がいなくなったンゴwwwwwwwwww

ンゴ・・・・

2 :風吹けば名無し:2012/09/04(火) 23:37:14.05 ID:zqFSKBwE
定期

3 :風吹けば名無し:2012/09/04(火) 23:37:23.45 ID:QKM3LNnv
じゃあちょっと経緯書くわ

俺は今、中学3年の15歳です
2ちゃんねるを見るのが好きなのだが、特になんJのまとめブログが好きだった。
だからなんJ用語をバンバン学校でも使ってたんだ
特に俺が好きなのが『○○ンゴwwwwwwww』というネタだ
最初は失敗した奴に『片岡ンゴwwwww』とか『田中ンゴwwwwwwww』って感じで言いまくってた
でも、俺は知らなかったんです

それが、悪口だということを。

4 :風吹けば名無し:2012/09/04(火) 23:37:52.80 ID:QKM3LNnv
褒めるときも『吉村ンゴwwwww』ってやってた
まとめブログしか見てなかったから、なんJ自体を見たことはなかった
でも、周りになんJを知ってる人はいなかったから、最初はバレなかった

でも、俺の友達軍団が『○○ンゴwwwww』について調べてしまった
でも、なんJまで辿りつけないと、俺は思った

でも、あっさりとたどり着き、俺はにわか野郎の汚名を挽回した

5 :風吹けば名無し:2012/09/04(火) 23:38:12.82 ID:QKM3LNnv
でも、俺はにわか野郎の汚名を返上するためにがんばった

まず、ここを見出した
野球ネタだけじゃなくて、アニメにも精通してるなんJラーは、俺のヒーローでした
やっぱりなんJは(おもしれーわ)と思わず新しい用語を学校でも使っていました

友達軍団も、少しずつ俺を認め出しました。

でも、事件が起きたんです。

中谷カレー事件、自分が起こした事件は今ではそう呼ばれているんだ

6 :風吹けば名無し:2012/09/04(火) 23:38:13.32 ID:s9OR1VXR
しばらくぶりやな

7 :風吹けば名無し:2012/09/04(火) 23:38:24.07 ID:QKM3LNnv
中谷カレー事件

思い出したくもない
給食の時間、給食係だった俺はカレーを運んでいた
一人だと重いから、クラスメイトの金本(結構可愛い♪)と一緒に運んでいた

俺「かーちゃん良い匂いするンゴ〜wwwwwww」
金「ちょwwwやめてよwww」

こんな感じで運んでたら、なんとなくだが
なんとなくだが、ンゴンゴダンスを踊ってみたくなったんだ

8 :風吹けば名無し:2012/09/04(火) 23:38:39.50 ID:QKM3LNnv
ンゴンゴダンスとは
崖の上のポニョの音楽とリズムで「ンーゴンーゴンゴなんJ民♪」って踊りまくるダンスのことだ
俺はこれでクラスから『なんJの王(キング)』と呼ばれていた

金本さんの前でそれをやったことがなかったので、一度やってみたかった

・・・手が震えた
汗もかいた
それでも、一度やってみたかったんだ

だから、俺は踊った。全力で踊った。
カレーがぶちまけられていることにも気が付かずに、ンゴンゴダンスを10秒ほど踊った

9 :風吹けば名無し:2012/09/04(火) 23:38:54.32 ID:ULcKzf6s
また続きが出るのか

10 :風吹けば名無し:2012/09/04(火) 23:38:58.12 ID:QKM3LNnv
10秒しか踊れなかったのは、金本さんの悲鳴のせいだ
俺は一瞬、歓喜の声かと思ったが普通に違った

金本さんの悲鳴で教室から何人も人が出てくる
ンゴンゴダンスを止めても、体操服をジャミラ状態にしている俺は変わらない

目の前が真っ白になった

俺は教師に呼び出され、そのまま職員室の給湯室に連れ込まれた


どうやら、俺が金本さんにいやらしいことをしたように思われているようだった

11 :風吹けば名無し:2012/09/04(火) 23:39:15.04 ID:QKM3LNnv
先生にもンゴンゴダンスは何度も見せてたから、事情はすぐにわかってくれてすぐに解放された。
俺はなんJの王として、新たな武勇伝を手にいれたと思った。
だから、まったく悪びれず、俺を見る生徒を睨みつけながら教室に戻った。
教室の視線が俺に集中する。
誰も、なにも言わない。
これはおもしれーわと思った俺は『ン〜ゴ〜(お〜は〜の要領で)』とおちゃらけた。
誰もなにも言わない。次の瞬間、クラスで一番いきがってる栗原の怒鳴り声が響いた。

栗原「カレーどうしてくれるんだよ! おい! おおい! おおおおおい!!!!!!」
金本さんは泣いていた。俺は栗原を睨みつけた。



12 :風吹けば名無し:2012/09/04(火) 23:39:16.19 ID:u1OoYQTY
エア被災ニキ

13 :風吹けば名無し:2012/09/04(火) 23:39:17.61 ID:FoVKkyS2
最初の方はとばしてどうぞ(良心)

14 :風吹けば名無し:2012/09/04(火) 23:39:26.16 ID:QKM3LNnv
なんJの王として、舐められるわけにはいかない。
全力でいく、俺は心の中で殴ることも辞さない覚悟をした。
栗原は俺の胸ぐらをつかむ。先生は、まだ来ていない。そこは生徒だけの世界だった。
俺は栗原を睨みつけた。睨みすぎて多分、白目を剥いていたと思う。
クラスの王といきがってるガキのにらみ合い。クラスの緊張は頂点に達した。

俺「カレーくらいどうでもいいだろ!!!」
栗原「みんな楽しみにしてたんだぞ!!!!!!!」

怒鳴り合いの中、俺は渾身の力を込めて言った。

俺「栗原ンゴゴゴゴゴゴゴゴwwwwwwww金本さんンゴゴゴゴゴゴゴゴwwwwwwwwwwwww」と

15 :スーハくん ◆db6QPRPdfM :2012/09/04(火) 23:39:37.58 ID:HhlKLvAD
ンゴンゴダンスが面白すぎる
が、それ以降は微妙

16 :風吹けば名無し:2012/09/04(火) 23:39:39.91 ID:QKM3LNnv
・・・それからすぐ、先生がとんできて、俺と栗原はキレられた。

栗原「だってこいつがよ・・・」

先生「先に手を出したのはお前だろ」

俺「ン〜ゴ〜」

先生「お前もふざけるのもいい加減にしろ。おまえ、はっきりいってクラスで浮いてるぞ」

まるで大松のような先生だと思った。
でも、地獄はこの先からだったんだ

17 :風吹けば名無し:2012/09/04(火) 23:39:48.21 ID:mh7SKoK7
やっぱりなんJは(おもしれーわ)で毎回草生える

18 :風吹けば名無し:2012/09/04(火) 23:39:53.11 ID:QKM3LNnv
・・・それからすぐ、先生がとんできて、俺と栗原はキレられた。

栗原「だってこいつがよ・・・」

先生「先に手を出したのはお前だろ」

俺「ン〜ゴ〜」

先生「お前もふざけるのもいい加減にしろ。おまえ、はっきりいってクラスで浮いてるぞ」

まるで大松のような先生だと思った。
でも、地獄はこの先からだったんだ

19 :風吹けば名無し:2012/09/04(火) 23:40:14.84 ID:QKM3LNnv
教室に戻って、俺は開口一番『楽勝! ンゴってやったぜ!』と叫んだ。
いつもなら、クラスは俺に注目して俺から話を聞こうと集まっていた。
特に、俺の友達軍団は俺になんJ用語を教えてもらおうと必死だった。

でも、誰も俺に反応しない。
誰も俺を見ない。
栗原は一言「きめえんだよ」とつぶやいた。
クラスのお調子者集団は栗原に集まっていった。
俺は、一人だった。

金本さんと仲のいい古川さんが俺に近づいてきた。
古川「きもいんだけど。かねちゃんはもうおまえと話したくないって」

20 :風吹けば名無し:2012/09/04(火) 23:40:29.76 ID:QKM3LNnv
古川は以前から俺に舐めた口を聞いていた。
俺のことを影で批判していることも知っていた。
ようするに、古川にンゴりはわからないのだ。
だから、俺は古川の言葉を信じなかった。

俺は金本さんに話しかけまくった。
でも、金本さんは答えてくれない。


――俺はキレた。



21 :風吹けば名無し:2012/09/04(火) 23:40:41.89 ID:VW++1K36
> でも、あっさりとたどり着き、俺はにわか野郎の汚名を挽回した

ここ好きやわ

22 :風吹けば名無し:2012/09/04(火) 23:40:42.43 ID:QKM3LNnv
俺「ンゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオwwwwwwwwwwwwwwww」


教室に響く、俺の咆哮に視線は集中した。
俺は髪を逆立て、金本さんに詰め寄った。

俺「なんで無視するだよ!」
金本さん「・・・・」

無視は継続している。

俺は何度も詰め寄った。そうしていると、クラス委員の神戸が先生を呼んできたんです。

23 :風吹けば名無し:2012/09/04(火) 23:41:01.84 ID:QKM3LNnv
先生に職員室に連れ込まれる
もう俺をかばってくれなかった

そこからのことは覚えていない。

金本さんの親が家に来て、親戚のおばさんは謝った。
俺も、頭を下げた。

それから、親戚のおばさんは俺を睨みつけるようになった。
怖い。

それから今日まで、俺は教室に行っていない。

24 :風吹けば名無し:2012/09/04(火) 23:41:16.22 ID:QKM3LNnv
保健室登校を始めて、俺は色んな事がわかった。

むやみにンゴってはいけないこと。
ンゴりとは、悪口に似た行為ということ。
女子にンゴりは絶対禁止ということ。

でもな、それに気づいたのも遅い。
俺は中3だ。もうすぐ卒業だ。
昨日も、卒業式の練習があった。
クラスの中心人物だった俺は、もうそこには行けない。

友達が、完全にいなくなった。311の、あの時と一緒だった。

25 :風吹けば名無し:2012/09/04(火) 23:41:18.46 ID:JB5PI59B
ン〜ゴ〜

26 :風吹けば名無し:2012/09/04(火) 23:41:18.67 ID:qg5ankKy
うーんこの野球選手の苗字だらけのクラス

27 :風吹けば名無し:2012/09/04(火) 23:41:27.26 ID:QKM3LNnv
卒業式まで、僕は教室には行きませんでした。

カレー事件のこともあったし、なにより学校に行ってもくだらないと思ったのです
理由は一つ。ネットだ。
なんJにのめり込んでから、中学生の奴らがガキに見えて仕方なかったんです

ンゴりまくった結果、友達がいなくなったけど、でもそれでも後悔はありませんでした

毎日部屋にこもってなんJをするだけで心の傷が治った気がしたんです

でも、時間は有限ではなく、限られています。
とうとう、卒業式の日が近づいていたのです

28 :風吹けば名無し:2012/09/04(火) 23:41:37.12 ID:QKM3LNnv
親戚のおばさんも、卒業式の一週間前には僕に話しかけていた

「卒業式DELLの?」と

でも、僕は出る気なんて等々ありませんでした。
なぜなら、出る必要を感じなかったからだ

おばさんは残念そうな顔をして、おじさんと相談していました

高校を落ちて、これからどうするのか。それを僕に聞かれてもわかりません

とにかく、僕はこれからもなんJができると、むしろワクワクしていました

29 :風吹けば名無し:2012/09/04(火) 23:41:38.92 ID:L8zKDtPp
本物じゃなさそうだけど水遁依頼出してきた

30 :風吹けば名無し:2012/09/04(火) 23:41:46.47 ID:QKM3LNnv
一日中なんJをして、オナニーして、飯を食う。こんな夢のような生活がここにはあった

今頃、学校の連中はどうしているだろうと考えるだけで、ンゴりが抑えられませんでした。
家でも当然ンゴンゴダンスはしていました。誰も見ていなくても、やりたい衝動を抑える必要がなかったからだ

そうしているうちに、卒業式が間近になった

おばさんが俺に言った

「お父さんとお母さん、妹の写真が見つかったよ」と

親戚の家に、数枚あった写真を見て、俺は泣いた

31 :風吹けば名無し:2012/09/04(火) 23:41:52.01 ID:uovgTGRR
金本さんぐうかわ

32 :風吹けば名無し:2012/09/04(火) 23:41:56.44 ID:QKM3LNnv
幸せだった日々
それを砕いた311の地震と津波、そして火事

俺は手を震わせた。
それを見たおばさんは「制服に写真入れておくから、卒業式出た方がお父さんたち喜ぶよ」と言った。

こっちに来て、ずっと僕を軽蔑していたおばさんがかけてくれた言葉。それに俺はさらに泣いた


「――――――ああ」



33 :風吹けば名無し:2012/09/04(火) 23:42:12.16 ID:ULcKzf6s
>でも、時間は有限ではなく、限られています。
草生える

34 :風吹けば名無し:2012/09/04(火) 23:42:12.93 ID:QKM3LNnv
固めはしたけど、不安が大きかった
なんJに相談スレを何度も立てていたのは、その表れだった

でも、俺はもう負けない、そう誓った。


ボサボサだった髪を切り、卒業式の返事の練習もした
先生も、俺が卒業式に出ることを喜んでくれたように思えた。最後の歌の楽譜を、俺にくれたのだ

こうなっては燃えるしかない
俺はラスト卒業式に、全てをかけるつもりで、卒業式までの時間を過ごした

35 :風吹けば名無し:2012/09/04(火) 23:42:28.31 ID:QKM3LNnv
そして、卒業式の日がやってきた――――――

おばさんもおじさんも仕事のため、卒業式に出席することはできなかった。
でも、俺のポケットには、両親と妹の写真が入っている。これほどまでに心強いものはなかった。

もう怖くはなかったんです

最後に、壇上か教室でンゴンゴダンスを求める中谷コールが来るかもしれない。
そう思うと、顔がほころんだ。

その時、俺のケータイが鳴った。
――――金本さんだった

36 :風吹けば名無し:2012/09/04(火) 23:42:40.27 ID:QKM3LNnv
電話ではない。メールだった。
俺は金本さんからのメールに、テンションが急上昇した。

文面は「今日卒業式来るの?」と短い文だった

俺は「行くじぇい!w久しぶりに会えるンゴ〜」と返信した。
俺はニコ動の実況者であるせんとすが好きだった。

しばらくして、メールが来る。
金本さんだけじゃない、クラスの多くのメイトからメールが来た。

俺は、うるっときた。

37 :風吹けば名無し:2012/09/04(火) 23:42:43.61 ID:JDdvfIZh
ンゴンゴダンスすき

38 :スーハくん ◆db6QPRPdfM :2012/09/04(火) 23:42:51.55 ID:HhlKLvAD
「ンゴオオオオオオオオオオwwwwwwwww」→「なんで無視するんだよ!」
この流れ好き(´・ω・)

39 :風吹けば名無し:2012/09/04(火) 23:42:52.59 ID:QKM3LNnv
「来ないでほしい」
「卒業式来るのやめてくれ」
「お前が来ると雰囲気悪くなる」


俺は凍りついた。
みんなは、俺を歓迎してはいなかったんです
むしろ、来るなと願っていたんだ

ケータイを落として、そのままベッドに横たわった。
現実を忘れようと、俺は眠りに落ちた。
起きた頃には、もう夕方だった。

40 :風吹けば名無し:2012/09/04(火) 23:43:06.60 ID:QKM3LNnv
確かに、俺はンゴった。

それでも、ここまでされるいわれはなかったんです

だから、俺は起きてすぐに何か行動しようとした

でも、俺はそんなに強くない。
ハートは、限界だった。
311で一人になった俺、絆と言いながら被災地に募金を募っていた学校のメンツが、被災者を馬鹿にした。
綺麗な自分を作るため、彼らは被災地に向けて行動はしていた。
でも、身近な被災者を排除しようとしていたんだ
それが悲しくて、俺はもう、彼らと決別しようと決めて、メールとアドレス帳を消去した―――

41 :風吹けば名無し:2012/09/04(火) 23:43:20.60 ID:QKM3LNnv
そして今、俺は中卒ニートの生活を満喫している。

バイトはまだ早い。なにせ俺はまだ15歳だ。
おばさんもおじさんも何も言わない。被災したことによる保護か手当が支給されているからだ。

俺は生きているだけで、金を生むというわけですよ

友達なんていらない。
俺はなんJの王として、これからも被災した人たちの悲しみを伝えていく

42 :風吹けば名無し:2012/09/04(火) 23:43:33.95 ID:QKM3LNnv
あの地獄の卒業式から、1ヶ月以上経ちました

4月も終盤になり、世の高校1年生は部活動や勉強、友達や部活に取り組むのだ
でも、俺にはその権利がない

高校に落ちた俺に、高校時代などないのですよ
だから――俺は家でなんJをしていた
俺のレスに、みんなが返信してくれる

それだけで、俺はだれからも必要とされていると気がついたんだ

43 :風吹けば名無し:2012/09/04(火) 23:43:36.08 ID:jAMPJq7q
スイトーン

>>29
本物は水遁をやたら恐れているからドンドン水遁依頼したってや〜

44 :風吹けば名無し:2012/09/04(火) 23:43:47.14 ID:QKM3LNnv
毎日毎日、そう、毎日のように部屋に閉じこもる
時間が来れば、お盆に乗った食事が運ばれてくる
ゲームだって、今はネット対戦が完備されているから、退屈しない

さらになんJ。俺に死角はなかった。

たまに町に繰り出すのも気持ちがいい
高校生や中学生が学校に行っている時間、俺は自由なのです
サボっているわけではないから、ケーサツも俺を止めない
俺はsuparmanだ
そう、思った

45 :風吹けば名無し:2012/09/04(火) 23:44:08.42 ID:QKM3LNnv
だが、ひとつだけ
ひとつだけ、弱点があった
この生活には、弱点があったんです

―――――――――学生が下校する時間は、俺は外に出歩けないのです

眩しい彼らが怖い
輝く彼女らが恐ろしい
そして――こんなに惨めな自分が惨めで仕方がないのだ

俺は自供した。
――――――――――――俺はスーパーマンなんかじゃあない。俺は――――アンパイアだ、と。

46 :風吹けば名無し:2012/09/04(火) 23:44:16.84 ID:uovgTGRR
こんなんで水遁とか必死すぎるやろ

47 :風吹けば名無し:2012/09/04(火) 23:44:19.90 ID:QKM3LNnv
家では、いつもの調子でいられる
睨みつけてくるおばさんも、最近は俺になにも言わなくなった

だから、いつものように言ってやった
「ン〜ゴ〜ンゴンゴ〜(ただいまというリズム)」だ
このンゴりで、俺は青春を失った
ならば、俺は最後までンゴりを捨てないでいよう

そう思った

――そんなある日のことだ
俺は、金本さんに出会った

48 :風吹けば名無し:2012/09/04(火) 23:44:23.13 ID:ogGcSExJ
ID変わるまで保守しとくれ

49 :風吹けば名無し:2012/09/04(火) 23:44:35.20 ID:QKM3LNnv
絶対に会いたくない人
それをあげろとゆわれたら、俺はいの一番にこう答えるだろう

「金本さん」と

だから、俺はいつも金本さんに会わない時間に活動していた
どんなことがあっても、俺は金本さんとは会いたくはなかった

だけど、出会ってしまった
例えるなら、目玉焼きとカルピスが出会うように当然に

彼女は――少しだけ――変わっていた

50 :風吹けば名無し:2012/09/04(火) 23:44:48.18 ID:oOIIv3+f
長谷川みたいな文章

51 :風吹けば名無し:2012/09/04(火) 23:44:50.99 ID:QKM3LNnv
「ゴッ!」

俺は声をあげた
金本さんの姿を見た、だとかその程度ではありません
金本さんと、鉢合わせしてしまった
駅の構内ではない。たまたま乗った満員電車の中でです

身体が密着していた
緊張したんです
そして、怖かった

――彼女の鬼の形相と、何度も、何度も舌打ちされたこと。そして――――――彼氏らしき男が俺を睨みつけていたことが

52 :風吹けば名無し:2012/09/04(火) 23:45:00.32 ID:QKM3LNnv
「ンゴるぞ―――てめえ」

勇気を出して、声を出した
俺は、その彼氏にキスするレベルにまで――顔を寄せた
そして、凄んだんです。


「ンゴンゴ・・・ンゴ・・・」

彼氏は、黙った。
そして、金本さんの手を、強引に引っ張って、電車を降りていった。
俺は――金本さんの胸が、あのときよりも大きくなっていたことに、気がついた

53 :風吹けば名無し:2012/09/04(火) 23:45:15.01 ID:QKM3LNnv
いっそのこと、その車内でンゴンゴダンスができれば、どんなに楽だったことか

そんなことを、今は思います
でも、俺はそんなことができなかった
羽をもがれた天使、とはこのことを言うのでしょう

俺は全てを封印された
家の中では、最強のンゴリスト(ンゴンゴダンスをする人)だが、一歩外に出れば―――俺は毛虫よりも弱い存在だ

そのなか、ゲーセンで出会った友人がいる
ここは―――そう。梅原とでも言っておこうか。彼の存在が、また、俺を変えてくれた
この続編ンゴは、梅原が居なかったらなかったと思う

54 :風吹けば名無し:2012/09/04(火) 23:45:27.09 ID:QKM3LNnv
ゲーセンは、大声を出せる
俺は中学校では、なんJの王として君臨していた
だけど、さすがの俺も外ではンゴンゴダンスをしたりは控えた

だけど、ゲーセンならできる
ンゴりまくれる
だから、俺は数カ月ぶりの―――ンゴンゴダンスを踊った

その姿を見て、声をかけてくれた人がいたんです


それが梅原。孤独な俺の、今現在唯一の友人だ

55 :風吹けば名無し:2012/09/04(火) 23:45:38.65 ID:QKM3LNnv
梅「おう!なにやってるんだよ!」

俺「ンゴッ!?」


正直俺はビビった
久しぶりに、親戚以外の人間と会話らしい会話をしたのだ。無駄はない。
だが、ここで黙ったらンゴリストの名がすたる。俺は全力で――――

俺「ンゴンゴダンスじゃきね〜。知らんの?」

と、これまた久しぶりにかつての姿に戻った

56 :風吹けば名無し:2012/09/04(火) 23:45:51.23 ID:QKM3LNnv
梅「なにそれwwwwwもっかいやってくれよwwwww」

俺「いいンゴ〜! むおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!」

こんなに気持ちのいいンゴンゴダンスは久しぶりだった
クラスで初めて披露した時のキレが、戻ってきたようだった
ゲーセンの人間が、俺に注目する
俺はさらにレベルをあげた

梅「wwwwwwwwwwwwwwwww」

爆笑。梅原爆笑―――――俺は、マキシマムンゴンゴダンスを解放した―――――!!

57 :風吹けば名無し:2012/09/04(火) 23:46:02.08 ID:QKM3LNnv
マキシマムンゴンゴダンス、これを解放したら俺はやばいんです

とにかくやばい。
今までも、これを使ったのは何回もない。


だが、俺はかつてンゴンゴダンスが元でトラブルを生んだことを忘れていた


―――ゲームをプレイしている人の缶ジュースが手に当たる

盛大に、その人の服にジュースがかかる。俺は――あの日を思い出した

58 :風吹けば名無し:2012/09/04(火) 23:46:05.64 ID:MnBJcRsm
にぃに、定期

59 :風吹けば名無し:2012/09/04(火) 23:46:13.21 ID:QKM3LNnv
ゲーマー「うわっ!」
俺「あっ」
一瞬、素になった自分がいたんです
金本さんと、ゲーマーが被った
俺は、二度とあんな気持ちになりたくはなかった
だから――俺はあの時とは違う自分を――ペルソナを被ることにした

俺「何やってるンゴ〜?」
ゲーマー「なにするんだよ! かかっただろうが!」
俺「そこに置いておくお前が悪いンゴ〜。ン〜ゴン〜ゴンゴなんJ民」

殴られても、いいと思ったんだ

60 :風吹けば名無し:2012/09/04(火) 23:46:29.20 ID:QKM3LNnv
ゲーマー「クリーニング代寄越せよ!」
俺「うるせえ! 服くらいどうでもいいだろ!」

すでに引き返せない
俺とゲーマーはヒートアップして、つかみ合いの喧嘩に発展する可能性もあった

ゲーマー「外でろよ!」
俺「ンゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!」

ンゴりの咆哮、俺はこの技をそう呼んでいる
そのとき、梅原の声が響いた
梅「ンゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!」と

61 :風吹けば名無し:2012/09/04(火) 23:46:41.35 ID:QKM3LNnv
――俺は、止まった。

もちろん、ゲーマーも止まった。

梅原は、少しだけ照れた表情で言った

梅「久しぶりだな。中谷」

俺「あ」


そうだよ。こいつは知っている。――そうだ。栗原だ。こいつはあの――栗原だ。

62 :風吹けば名無し:2012/09/04(火) 23:46:58.10 ID:QKM3LNnv
栗原は、俺とンゴンゴバトルを繰り広げた不良だ
このスレを読んでいる奴らは、当然知っていると思うが、俺はコイツに青春を奪われた

だが――今は――俺を――――


栗「まあ、ここは俺に免じて許してくれよ。お互い出禁は嫌だろ?」


助けてくれた。

その顔は「あの時は(ごめんな)」という顔にも思えたんです

63 :風吹けば名無し:2012/09/04(火) 23:47:07.70 ID:QKM3LNnv
栗原の雰囲気は、当時とは変わっていた
当時から不良っぽさはあったが、ここまでは怖そうな風貌ではなかった

禍々しいピアス
太陽よりも眩しい金髪
膝まで下ろした腰パンスタイル
そして――左腕に刻まれた刺青が、彼の人生を物語っていた

ゲーマーは、栗原を見て逃げた

俺はスカッとして、栗原に抱きついた。
ガッチリとした身体に、俺は少しだけ泣いた

64 :風吹けば名無し:2012/09/04(火) 23:47:19.24 ID:QKM3LNnv
そして、俺は栗原とファミレスに行った

久しぶりの外食だったので、俺は色々と食べまくった
栗原も、当時と変わらぬ大食漢だったんです

俺たちは会話をしなかった
会話をしなくても、俺たちは男だ。言葉なしで伝わる。
「あの時はごめんな。ンゴンゴダンスで人気者だったお前が妬ましかったんだ」と
「卒業式のメール。あれも俺が皆に命令して送らせた。ホントはみんな怒ってないないよ」と

栗原が言葉にしなくとも、俺には伝わった

65 :風吹けば名無し:2012/09/04(火) 23:47:28.21 ID:QKM3LNnv
ひとしきり食べて、俺たちはファミレスを出ようとした
そのときだった

栗「あ、わり。俺、財布忘れた」
俺「いいンゴ!いいンゴ!ここは最下位の記念ということで俺が出すンゴ!」

俺はテンションが上がっていた
ゲーセン仲間でもあり、中学の同級生でもある栗原と和解できた
それだけで、俺は嬉しくなり、食事代と涙で汚してしまったクリーニング代と栗原の電車賃を出してあげた
栗「あとさ、俺一人暮らししてるんだけど家賃がきついんだ。5万あれば足りるからさ」
友達のピンチを救うことは、ンゴリスト必須だ。俺は当然貸した
別れ際、栗原とは連絡先を交換しなかった。ゲーセンに行けば会えるからだ。

66 :風吹けば名無し:2012/09/04(火) 23:47:45.80 ID:QKM3LNnv
それから、栗原とは会っていない

仕事が忙しいのかもしれない
俺は今日もゲーセンに行き、ンゴる
栗原の名前を出せば、因縁をつけてくる奴も黙った
気持ちがよかったんです

いつか、クラス全員の前で、またンゴンゴダンスを披露できるその日まで――


――俺は、今日もどこかでンゴり続ける。
それが――俺なのだから――

67 :風吹けば名無し:2012/09/04(火) 23:48:11.81 ID:QKM3LNnv

俺はゲーセンに行く金が欲しくなった
おばさんからの小遣いでは、足りなくなったのだ
そのうえ、俺は暇だ
ならば、普通はアルバイトの一つや二つをしようと思うんです

だから、俺はコンビニのバイトを始めた

近所の、よく使用するコンビニだ
しかも、可愛いJKがいるんだぁ

68 :風吹けば名無し:2012/09/04(火) 23:48:12.49 ID:GYPZBZb1
このスレは水遁対象になってるのによーやるわ

69 :風吹けば名無し:2012/09/04(火) 23:48:17.38 ID:MnBJcRsm
ちょっとずつ細かいとこ変えてない?そんな努力しなくても…

70 :風吹けば名無し:2012/09/04(火) 23:48:21.52 ID:QKM3LNnv
俺は、その子に恋をしていたのかもしれない
否。もしかして、恋をしてしまったんだ。

だから、俺は全力でバイトの面接の練習をした
バイト面接だから、緊張しなくてもいいと、ネットには書いてあった
でも、俺は落ちたくない

彼女が、欲しかった

渇望、していた。

ンゴり、ンゴられ、ンゴり抜こうと、決めたのだい

71 :風吹けば名無し:2012/09/04(火) 23:48:40.45 ID:QKM3LNnv
全力というものは、いつの時も、いつの間にも、人の心を打(ぶ)つ

俺、という存在がコンビニに必要だ
俺、という在り方こそ、コンビニに必要だ
俺、という生き方が、コンビニに必要です
破壊者、としての自分と――
――恋をする、15歳の青年

その心が交わり、答えた時、ンゴりを超えたンゴり


言うならば――そう、『背負っていくンゴり(ラグナロク)』が生まれるのである――

72 :風吹けば名無し:2012/09/04(火) 23:48:48.74 ID:QKM3LNnv
これは――俺の宝具だ
俺は、学校に言っていなかったときは、Fateをやりこんでいた
もちろん、金を出して買ったものだ。割れ房と一緒にするんじゃあない

ままま、それはいいとして、俺はそこで宝具を手にすることになる

ゲームをして、宝具を得る
これは、君たちにはよくわからないでしょう

でも、それは事実でした

今も――心に宿るは破壊者としての精神――

73 :風吹けば名無し:2012/09/04(火) 23:49:02.04 ID:QKM3LNnv
俺「ン〜ゴ〜。セイバーたそかっわええ〜♪アーチャーもかっこっええー♪」

Fateをやりこみ、DDDを読んだ俺は奈須きのこの文章を手にすることができた
なんのことはなし
俺は――自分をさらけ出したかっただけ

コンビニのバイトが――始まったんです




楽だと、思っていた。そう――思って、家で歓喜のンゴンゴダンスを繰り出した

74 :風吹けば名無し:2012/09/04(火) 23:49:13.61 ID:QKM3LNnv
でも、実際は違っていたんです

俺の精神はオンボロ
DQNの恐ろしさ、おっさんの恐ろしさ、そして――可愛いJKが、睨みをきかせてくるのだから

レジができない
品出しも――できない
手が――――増える――

バイト1日目にして、俺は1000日分の疲れを感じた
死にたい、初めて、思った

75 :風吹けば名無し:2012/09/04(火) 23:49:29.50 ID:QKM3LNnv
2日目

さらに、怖かった。

それでも、俺はJKと話すために――がんばった
可愛い。ものすごく可愛いんだ。芸能人でいうと、志田未来にそっくりの彼女は、胸も大きかった。
名前は――三浦、とでも呼ぼうか
三浦さんの可愛さは、あまりにも異常で――あまりにも位上だった。

三浦「ねえ、君」

話かけてきた

76 :風吹けば名無し:2012/09/04(火) 23:49:40.29 ID:QKM3LNnv
何故、俺に話しかけてくるのかがわからなかったんです
俺は、なにかミスをしてしまったのだろうか

カルピスを、飲みながら、俺は返事をした

俺「―――――――――――――――――なにか?」

三浦「品出し、手伝ってくれない?」

敬語を使わないとは失礼だ、そう思ったが、三浦は俺よりも2つ年上だった
俺は中卒ニート1年目、彼女は高3なのだから

77 :風吹けば名無し:2012/09/04(火) 23:49:50.90 ID:QKM3LNnv
三浦の可愛さは、金本さんに匹敵する
金本さんは堀北真希似だが、三浦は年上でありながら、少し幼い顔をしていた

そそる

ヤリたい

そして――――結婚したい

そう思って、俺はコンビニのバイトを始めたんだ
それはまるで、吉野家でコンビニ弁当を食べるようなものだったんだ
コンビニ、だけにね。

78 : 忍法帖【Lv=31,xxxPT】(1+0:12) :2012/09/04(火) 23:49:56.70 ID:tBF4eq/z
消えろ

79 :風吹けば名無し:2012/09/04(火) 23:49:59.03 ID:QKM3LNnv
品出しは、難しい

商品を落としてはならない
商品を盗んでもならない

中学時代から、なんJの王として、周りからは破綻者、異端者、破壊者、とゆわれていた
そんな俺に――精密な動きは難しい
俺は、破壊することでしか存在できないモノになってしまったのだから

――あの日。311の、あのときから――俺は――!

そんなことを考えていると、三浦は俺の下半身を見てきた

80 :風吹けば名無し:2012/09/04(火) 23:50:08.48 ID:QKM3LNnv
俺「――――――――――?」

なにか、と思った
下半身に、なにかあるのだろうか
もしかして、ズボンを履き忘れてきたのだろうか
刹那――否。刹那は俺のもう一つの人格だ。ここは一瞬、とでも言っておこうか

三浦「もしかして、中谷くん。童貞?」

客のいない店内

そこで、俺はそんなことを聞かれたんです

81 :風吹けば名無し:2012/09/04(火) 23:50:12.11 ID:OQ70QQu4
――7年後――

うぐいす「オールパシフィック! 4番、ピッチャー。中谷! 背番号1! 東北楽天ゴールデンイーグルス!」

観客の歓声が聞こえる
ああ。それは俺のものだ。
ここにあるのは、俺のもの。
失った、311で失った。
それを、ここで取り戻そう。
3月11日、俺は初めて、全パの4番として、バッターボックスに、立った。

ンゴりまくった結果、俺は、夢を叶えることが、できたンゴ・・・・  

82 :風吹けば名無し:2012/09/04(火) 23:50:23.96 ID:CUswjhzY
久々に見たわ

83 :風吹けば名無し:2012/09/04(火) 23:50:24.86 ID:QKM3LNnv
――刹那、一瞬の瞬きとともに、俺は振り返る――――!

俺「何故、そう思ったきね・・・」

三浦「さあ。なんでだと思う?」

俺「・・・」

ぐうの音もでなかった
俺は、確かに童貞だ
311以前に、彼女こそいた。だが、俺はその子で童貞を捨てることはできなかったんです
なぜなら、俺は――あの娘と延々の別れを――していたのだから――

84 :風吹けば名無し:2012/09/04(火) 23:50:28.16 ID:OQ70QQu4
――カキーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

京セラドームの上段
楽勝だ
当たった瞬間、確信したぜ
聞こえる――実況――声――


オールスター第一戦! MVP確定のサヨナラ満塁ホームランを打ったのは―――――!!!

                        空が、青く、見えた
                    これが、ンゴりまくった結果、だった

85 :風吹けば名無し:2012/09/04(火) 23:50:34.92 ID:QKM3LNnv
だが

俺は

それでも


彼女を――愛している



だから、こんなビッチに――構っている場合ではない――――――!(俺、脳内でエミヤが流れる)

86 :風吹けば名無し:2012/09/04(火) 23:50:45.76 ID:QKM3LNnv
三浦「ねえ、中谷くん?」

俺「――れ」

三浦「え?」

俺「ビークワイエット!もはやお前から、カタルシスに至る逸話が出てくるとは思えない!ただただ臭いだけだ!出て
いけぇ!」

俺は、懇親のちからを込めて叫んだ
店内が静まり返る、誰もいなかったはず店内に、客がいることに、今、気がついた
――俺は、気がつけば彼女を、睨みつけていた!

87 :風吹けば名無し:2012/09/04(火) 23:50:49.43 ID:OQ70QQu4
終わりじゃきね

新エピソード、というよりも加筆する部分があった
ちなみに全て事実です。ノンフィクションです。

なので、水遁する忍者さんは、水遁しないでください

終わりじゃきね

最後にいくぞ!

ンゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!

88 :風吹けば名無し:2012/09/04(火) 23:51:05.68 ID:QKM3LNnv
マーダーフェイス、とでも呼ぼうか
俺の睨みは、かつて栗原と聖戦を繰り広げていたものだ。
そう、俺の睨みは、ンゴりにも似ている

俺「くどい!」

三浦「――」

三浦は、黙ってしまった。
それから、俺たちは静かに仕事に戻った

――俺は、こいつは明日からもう来ないだろう、と思ったんです

89 :風吹けば名無し:2012/09/04(火) 23:51:23.76 ID:QKM3LNnv
被災者としての精神力が、俺の中で炸裂していた

彼女は、俺が被災者であることを知らないのだろうか、そう思った
だから、俺は聞いた

俺「被災者だぞ、俺わ――!」

三浦「・・・・」

三浦は押し黙った。
そして、口を開いた――!


90 :風吹けば名無し:2012/09/04(火) 23:51:32.21 ID:QKM3LNnv
三浦「誰だよ・・・きったな」

そう、言った


そう――――――――――言ったのだ


被災者を、馬鹿にした


刹那、俺の拳が――岩よりも硬くなり、三浦を――殴ろうと、思った。

91 :風吹けば名無し:2012/09/04(火) 23:51:40.40 ID:QKM3LNnv
――思っただけだ

殴れない。
殴れば、俺はこの女と同じ所えオチル
それは、駄目だ
両親と妹に誓ったんです
俺は――破壊者としてしか、生きられないかもしれない

でも、それでも――人間のクズにだけはなりたくない。

そう、誓ったのだから――!

92 :風吹けば名無し:2012/09/04(火) 23:51:48.19 ID:QKM3LNnv
――それから、俺はバイトには行っていない
たまに、電話がかかってくる
それも――当然、無視した

クビだろうか
クビだろうな

そう思いながら、俺はこのスレで、武勇伝を語る

――ああ。こんなことなら、一発ヤッておけば、よかったかな

そう思いながら、俺は今日も、被災者として、ニート生活を送っているんです

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